鎌倉の大仏は、鎌倉を代表する観光スポットの一つだ。もちろん、国宝に指定されている。大仏の高さは、およそ11メートル。大仏といえば奈良の大仏が有名だが、奈良の大仏の高さはおよそ15メートルである。パッと見の印象では、奈良の大仏は黒く、鎌倉の大仏は青い。実際の色味は、違うかもしれないが、奈良の大仏は大仏殿の中に鎮座しているので、黒光りしているように見える。一方、鎌倉の大仏は太陽光を浴び潮風にさらされている。
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2000年に実施された発掘調査では、大仏殿の礎石下の「根固め」が10個発見されており、大仏殿の存在は立証された。そして、鎌倉の大仏殿は、明応7年(1498年)の大地震で、海水にのまれたという記録が古文書にあり、もしも、記録が事実なら、津波に流された可能性もある。そうなれば、波乗り大仏だ。鎌倉の大仏は、製作期間や建立のいきさつなど解明されていない点が多い。だからこそ、かえって多くの謎に包まれ、魅力的に見えるのかもしれない。
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